音楽/映画

Patrick Fiori『Marseille』(2002)

南仏マルセイユ生まれのシンガー、パトリック・フィオーリ。2002年発表の、本人の名を冠したアルバムの収録曲。 アコースティックギターのアルペジオが心地よい。澄んだ歌声に込められているのは、少年時代を過ごした街への想いだろうか。 最近、繰り返し繰り…

シェイク・イット・アップ!

ロック界の、大きな損失がまた一人・・・。「カーズ」のリック・オケイセックが亡くなった。75歳。ニューヨーク・マンハッタンの自宅で15日、死亡した状態で発見された、と報道されている。 ラジオから流れるカーズのサウンドをいちばん聴いていたのは高…

『ブリット』(1968)

普段はまったく意識しないのに、ときおり、突如として発作的に、心と身体が何かを求めることがある。 長崎ちゃんぽんが、突然食べたくなる。芋焼酎のお湯割りが、とても飲みたくなる。森永チョコフレークを、思い切りバリバリ頬張りたくなる。そして・・・ …

Al Stewart 『Year Of The Cat』(1976)

十二支に、猫年がないのはなぜなんだろう?戌年も子年もあるのに・・・? 幼かったワタシの、そんな密かな疑問に答えてくれたのはテレビアニメ『まんが日本昔ばなし』だったか、 どこかで読んだ民話集だったか、もう忘れてしまったが 大まかないきさつはこう…

Paul Davis 『Cool Night』(1981)

カウボーイ・ファッションが一番ピッタリきそうな風貌からは想像がつかない(失礼!)透きとおる歌声。哀愁あふれるメロディー。 酒を飲みながら、しみじみ聴く一曲『Cool Night』。

おおシャンゼリゼ

最近放送されているフランスの国民的飲料オランジーナのCMで、想いを寄せる女性に花束を渡しそこね、ひとりしみじみ「セラヴィ」とつぶやくスマートな男性。この顔は・・・! 『ジャンヌ・ダルク』(1999)でのクールな武将、ジル・ド・レ役や、妻に強く勧め…

『この世界の片隅に』(2016)

こうの史代さんといえば、『夕凪の街 桜の国』の原作漫画とその実写化映画が大好きで感動のあまり、一時期繰り返し繰り返し、見ていたものだった。 太平洋戦争末期の広島を舞台にしたアニメーション映画が日本映画専門チャンネルにて昨晩、放送されていたの…

Cactus 『Cactus』(1970)

1969年に結成されたアメリカのブルース・ロック・バンドカクタスのファースト・アルバムを、腰を据えて聴いてみる。 メンバーであるカーマイン・アピス(Dr)とティム・ボガート(B)が、こののちジェフ・ベックと結成することになるベック・ボガート & アピスの…

Judas Priest 『Point of Entry』(1981)

ジューダス・プリーストが大好きだった少年時代のワタシは、彼らのニュー・アルバムが発表されるたび、小遣いを握り締めてレコード店へ走ったものだった。 7枚目となるこのアルバムは、『様式美』と呼ばれた派手かつ壮麗な展開の美学こそ控えめだが、作品全…

Dave Mason 『Alone Together』 (1970)

今日は仕事が休みで、一日自宅でのんびり過ごしていた。早めの夕食を食べて気持ちよく酒を飲み、音楽鑑賞して過ごすため、選んだ今夜の一枚がこの作品。 スティーヴ・ウィンウッドとの活動で知られるトラフィックを脱退し、渡米して製作したソロ・アルバム。…